FAQ

NFTとは、いわば「改竄不能な取り引きデータに紐づけられた、固有のデジタル・コンテンツ」の事です。NFTの販売主や売買履歴が、暗号化された信用取引情報としてブロックチェーン上に公開される事で、著作権保有者(=販売主)を証明できる仕組みになっています。クリエイターは、自らの作品をNFTコンテンツとして販売する事で、作品の著作者である事を証明し、自ら著作権を管理できるようになるのです。

逆に、他人の著作物を自分のNFTコンテンツと偽って販売すれば、事実上、著作権侵害の証拠が「改竄不能なデジタルデータ」としてブロックチェーン上に公開されてしまいます。自らの違法行為を、わざわざ公に証明するようなものです。しかもオーサリアムでは、販売主と銀行口座が紐づいているため、法的な命令措置によって情報開示請求がなされれば、違反者は、簡単に身元を特定されてしまいます。

つまりNFTには、予め、著作権侵害が抑止されるセキュリティが備わっているという事です。その結果、クリエイターの著作権も自ずと保護されます。以上の事から「NFTは、デジタルコンテンツの著作権の保護(管理)において、極めて有効な手段」であると考えられます。

※裁判所や警察機関などから、法的な命令措置として情報開示請求がされない限り、オーサリアムがクリエイター、及びユーザーの個人情報を開示する事はありません。

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NFTは、固有のデジタル情報をブロックチェーン上に記録する事で、そこに紐付けられたコンテンツの有限性を、定義できる仕組みになっています。NFTアートと呼ばれるJPEG画像が、オークションなどで高値でやり取りされるのは、この「NFTのもつ有限性」が、投資案件として注目されているためです。オーサリアムでは、こうした投資ムーブメントに参入しなくても、販売主が、NFTコンテンツの発行部数や価格帯をダイレクトに管理・運用できるサービスを提供します。NFTの発行部数を予め定義する事で、クリエイターは自らの作品の販売数や価格を、自由に設定・変更できるようになるのです。しかも、発行部数と販売数は必ずしも一致する必要がないため、あたかも在庫管理や棚卸しのような感覚で、オリジナルコンテンツを戦略的に販売できるようになります。

事例1:

例えば、IPホルダーとして、既に流通している作品のデジタルグッズ等を販売する場合。NFTの発行部数・2000部のうち「最初の販売数を200に設定して特別価格で販売」したり「イベントと連動した割引期間に合わせて価格を変更する」などの販売戦略を、自由に立てることができます。既にファンを獲得しているクリエイターであれば、(アナログで制作された)オリジナル原画を手元に残しておきながら、スキャンした作品を、1点もの(または少数ロット)のNFTコンテンツとして、限定販売することも可能です。

事例2:

業界で活躍するクリエイターが、活動の場を広げる等の目的で、オリジナル作品を発表する場合。例えば、5000部発行したNFTコンテンツのうち、1000部くらいまでは、通常よりリーズナブルな価格を設定しつつ、売り上げ数(認知度)に応じて、徐々に一般的な価格帯へ引き上げてゆく事も可能です。プロジェクトの原作として機能する作品や、企画段階のオリジナル作品などをNFTコンテンツとして販売することで、初期段階の著作権を担保しながら、メディア展開などを目指して、作品の認知を広げてゆく事もできます。

事例3:

SNSなどで、オリジナル・イラストや漫画などを発信している、個人クリエイターの場合。自らの作品をNFTコンテンツとしてオーサリアムに登録・販売する事で、その作品が自身の著作物(販売主)である事を証明し、盗作や無断流用などのリスクを、事前に軽減する事ができます。また、オーサリアムはあくまで「コンテンツのNFT化」と「販売システムを提供する」サービスであるため、クリエイターは、他の(NFT以外の)サービスを通して、自らの作品を自由に発表・販売することができます。

オーサリアムを利用すれば、このように、様々な立場のクリエイター(IPホルダー)が自身で作品の著作権を管理しながら、「あたかも出版元であるかのように」戦略的に、作品を販売できるようになります。

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オーサリアムは、取引手数料が殆どかからない「トモチェーン(イーサリアム互換のブロックチェーン技術)」で構築されているため、NFTの発行手数料は基本的に無料です。また、アカウント登録も無料なため、NFTコンテンツの販売手数料以外のコストはかかりません。しかも、販売手数料は、最大で売り上げの30%(現在は20%)に設定されているので、他に類を見ないロー・コストで、自らのオリジナル作品を、NFTコンテンツとして販売することが出来ます。

※オーサリアムでは、売上金の振り込み時に、販売手数料が差し引かれる仕組みになっています。NFTコンテンツの販売価格を決定する際に、このコストをあらかじめ想定しておく事を、強くお勧めします。

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オーサリアムは「オリジナル作品を発表したいクリエイター」と「未来のメジャー・タイトルを発掘したいユーザー」を、ダイレクトに繋げる、WEB上の「自由市場」です。改竄不能なデジタル証明技術で保護されたNFTコンテンツを、即時的な投資対象として扱うのではなく、より実態的な「価値」を持った作品として扱う事で「将来的に大きな利益を生み出す可能性をもったオリジナル作品」を、ダイレクトに売買できるサービスを提供します。これまでは、著作権管理を流通に預けざるを得なかったクリエイターと、流通を通してしか作品をチョイス出来なかったユーザーが、自由に取り引きできる場を作る事で、双方が十分なベネフィットを得られる機会を実現し、エンターティメント・ビジネスの原石が求められる、オリジナル・コンテンツ市場において、新たな選択肢を拡張します。